Black Lives Matterについて
久しぶりに英語の話題です。
というのも、この英文、割と誤解してる人が多いなという印象です。
“Black live’s matter”
という名詞句だと思ってる人が多いですが、
“Black lives matter.”
です。
前者は訳すとすれば、「黒人の命に関する事案」という意味になりますが、後者はそのまま訳す事はできません。
意訳すれば「黒人の命(複数形)は重要である」という文章になります。
matterは名詞では「事案」や「案件」という意味ですが、ここでは動詞として使われてる事に注目です。
動詞matterに直接対応する日本語がないのですが、「重要である」「無視できないものである」という意味であり、形容詞的な意味になります。
でも形容詞ではないのが理解しにくいポイントですね。
ですのであくまで形だけ動詞として使用し、あとは雰囲気で意味を理解するのがいいと思います。
動詞matterを使う例として、頻繁に出てくるものに、
It matters. (それは重要である、それは無視できないものである。)
があります。
これは無理矢理動詞っぽく訳すなら、「それは(自分の心境や言動に)影響する」と個人的には解釈してます。
同様に否定文もよく使われます。
It doesn’t matter. (たいしたことじゃない。)
これはよく謝られた時に、「大丈夫だよ」「気にしてないよ」などの意味で使われます。
「どっちでもいいよ」という意味にもなり得ますので、matterの意味の根幹である「重要である」を意識した上で、それぞれのシチュエーションに合わせて脳内変換するといいのではないかと思われます。
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