集合論で読み解く理系的英文法

英語




集合論で読み解く理系的英文法

いきなりなんですが、次の文章を英訳してください。

「私は犬も猫も好きではありません」

  1. I don’t like dogs and cats.
  2. I don’t like dogs or cats

どちらが正しいと思いますか?

答えは、






2です。

1は「私は犬か猫の少なくともどちらかは好きではありません」になります。

なんで?って日本語的には思いますよね?
andは「どちらも」で、orは「どちらか」になるんじゃないかと。

実はこれは集合論で理解できます。

andは集合論の論理積に相当し、orは論理和です。

つまり

となります。

問題文は否定形のため、andを使うと青い部分を否定するので、白い部分のどこか、「犬が好きで猫は好きでない」、あるいは「猫が好きで犬は好きではない」、あるいは「犬も猫も好きではない」のいずれのパターンも考えられます。
少なくとも一方は好きではないと言うことになります。

orの場合の否定は、「犬も猫も好きではない」となり、両方好きでない事を端的に表す場合、orを使いましょう。

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