こうやって金融詐欺は作られる

経済




こうやって金融詐欺は作られる

サブプライムローンバブルが崩壊したのは2007年、
その1年後、2008年の9月にリーマンブラザーズが破綻しました。

リーマンショックを引き起こした「サブプライムローン」とは?わかりやすく解説 - Rinto

サブプライムローンの破綻についてはどこでも説明されてるので、そちらを参照していただくとして、今回は誰も語らない、語れない、リーマンショックの裏側について、自分なりの考察を語ります。
独り言だと思ってください。


例えば銀行が、会社Aと会社Bとグルになって詐欺を働いた場合、こんな事が可能になる。

銀行は預金者からお金を集めて、それをA社に貸し出す。
A社はB社から、価値のない資産を買い込む。
それでA社が倒産、すると銀行はA社に貸しつけたお金を回収できないで不良債権となり、A社の資産が銀行のものとなる。
当然その資産は価値がない。

預金者は銀行の財務悪化を懸念して、引き出しに走る。
取り付け騒ぎが起こって銀行は破綻する。

B社はもともと価値のない資産を抱えて、処分に困ってた。
それをA社に売っぱらう事で、現金に変えることができた。

銀行は被害者の立場を貫けるし、A社は経営上のミス、B社は単に資産を売っただけ、誰も罪に問われない。
銀行がA社、B社と結託して計画倒産を図った事がバレなければね。


この視点でリーマンショックを再考してみると、
リーマンは自己取引で価値のないサブプライムMBS (不動産担保債権)を買い支え続けた。
顧客から集めた資金を使って。
(実際には分別保管義務があるため少しテクニックが必要です)
リーマンのディーラーは単なるバカだったのか?
本気で価値があると思い込んでいたのか?

本当のところは誰にもわかりません。
当時サブプライムCDO(債務担保証券)にAAAの格付けを与え続けた格付け機関の存在も忘れてはいけません。

この視点でFTXや、アメリカの銀行破綻も考察してみると面白いかもしれません。

全く関係ない話ですが、当時のリーマンブラザーズのCFO(最高財務責任者)と、最近破綻したシリコンバレー銀行のCEO(最高経営責任者)は同一人物です。
おっとこんな時間に誰だろう?

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